ニュース

フィルム粒子ツールが付いた「Capture One Pro 8」

ソニー製カメラ向けの無償版も公開

 フェーズワンは、汎用RAW現像ソフト「Capture One Pro 8」を9月16日に発売した。ダウンロード版の価格は299ドル。10ドル/月の月額版も用意する。アップグレード版は99ドル。8月16日以降の Capture One Pro 7ユーザーは無償でアップグレードできる。

 Capture Oneは、各社のRAWファイルに対応した汎用RAW現像ソフト。新たに、「フィルム粒子ツール」を搭載。フィルムにおける光と銀塩の物理的な性質を分析して開発した。

 また、画像内で取り除きたい部分の画質・ディテールを損なわずに除去可能な「クローンレイヤー」と「修復レイヤー」も新搭載した。

 そのほか、ホワイトバランスの部分調整が可能になったほか、カラーチャンネルを正確に調整できる「モノクロ変換」機能も備えた。

 Adobe Photoshop Lightroomおよび、Apple Apertureユーザーが簡単に移行できる機能も搭載する。

 加えて、ソニー製デジタルカメラユーザー向けに「Capture One Express (Sony用)」を無償公開した。

 Capture One Expressは、Capture One Proの機能を一部制限したバージョンだが、23ユーロで「Capture One Pro(for Sony)」へのアップグレードも可能となっている。

(本誌:武石修)