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「Nikon 1 J4」発表会に本田翼さんが登場
Reported by 本誌:鈴木誠(2014/4/10 17:59)
ニコンは4月10日、ミラーレスカメラ新モデル「Nikon 1 J4」の新製品発表会を開催。会場にはテレビCMに出演する女優・モデルの本田翼さんも登場した。
新製品についての詳細は、記事末のリンクから関連記事をご覧頂きたい。
一瞬をとらえるのが得意なカメラ
株式会社ニコンイメージングジャパン取締役社長 五代厚司氏が登壇。「写真でのコミュニケーションが普及すると、もっといい写真を撮りたい気持ちが生まれてくる。意識して写真を撮るフェーズにいくと、レンズを交換して撮影する楽しみが生まれてくる」とし、レンズ交換による表現の広がりと、それに応えるニコンの製品ラインナップを強みとしてアピールした。
スクリーンで人と犬が一緒にジャンプしている写真を示すと、「こんな一瞬をとらえるのが得意なNikon 1」と紹介。小型軽量で持ち歩きやすく、連写・AFが速くシャッターチャンスに強い点。加えて、1台で静止画と動画が撮れると説明した。
今回より、ニコンのイメージキャラクターに本田翼さんを起用。その理由を「写真でコミュニケーションする世代の象徴。同世代の女性から憧れと共感を得られると考えている」と述べた。本田さんはNikon 1 J4のテレビCMに出演する。
現在ニコンではデジタル一眼レフカメラ「D3300」のテレビCMに出演する木村拓哉さんをイメージキャラクターとして起用しているが、本田翼さんも同様にニコンカメラのイメージキャラクターに加わるという。
随一の高速性能を「撮りやすさ」に利用
株式会社ニコン 映像カンパニー開発本部 第四設計部 第三設計課 マネージャー 北岡直樹氏はNikon 1 J4のコンセプトを 「決定的瞬間に応えるすべてをベストバランスで凝縮」と説明。具体的な特徴として、「決定的瞬間を捉える高速性能」、「動画も静止画も高画質」、「小型・軽量のシステムカメラ」の3点を挙げた。
Nikon 1 J4は先に発表した上位機の「Nikon 1 V3」と同様、AF追従時に秒間20コマの連写を可能とし、プロ用一眼レフを超えるスピードと強調。しかし撮影者のシャッターを押すタイミングがズレる可能性があるため、新機能の「お気に入りフォト選択」を搭載している。シャッターボタンを押す前後の20コマを高速連写し、あとから目的のタイミングのコマを選べる。
画質面は、有効1,839万画素CMOSセンサー、ISO12800対応、画像処理エンジン「EXPEED 4A」の採用を特徴とした。1インチセンサーを採用するNikon 1ならではのポイントとして、超望遠レンズでも小型にまとまる点を併せて紹介した。
ボディサイズと重量は、前モデル「Nikon 1 J3」より小型・軽量化を実現。ボディを12g軽量化したほか、キットの標準ズームレンズを電動ズーム搭載の沈胴式とし、撮影状態での小型・軽量化も意識した。
また、クリエイティブリングもNikon 1のオリジナル機能として紹介。画面を見ながらお気に入りの絵作りを楽しめるという機能で、気に入ったところで指を離して撮影する。
そのほかにもWi-Fi機能や、動画撮影中におけるフル解像度の静止画撮影に対応する。
なおNikon 1 J4と先に発表されたNikon 1 V3は同じエンジンを採用しており、撮影性能は同じだという。それぞれのターゲット層にあわせて操作性やオプション類で差別化している。
本田翼さんが登場。木村拓哉さんと共にイメージキャラクターに
続いて、会場にはNikon 1 J4のテレビCMに出演する本田翼さんが登場。4月24日にオンエア開始するCMについてトークセッションを行なった。
テレビCM「これが、わたしの写真です。」は、屋内篇・屋外篇の2本。屋内篇は愛犬ガブちゃん(あるとき本田さんの手をガブっと噛んだことから命名)との共演で、カメラに飛びつくように向かってくる愛犬の姿を写し止め、高速性能をアピールする。
本田さんは、司会にイメージキャラクターに選ばれた感想を問われると、「とても光栄。ニコンのカメラはモデル撮影でカメラマンさんもよく使っているし、友人に使っている方もいるから、そのカメラのCMに出られるというのがとても嬉しかった」と回答した。
Nikon 1 J4の印象は「とても軽くて、思っていたよりとても小さくて、レンズ交換もできるカメラなのに軽くてびっくりしました」と語る本田さん。レンズ交換については、「実は(これまでレンズ交換の)経験がなくてですね……」とはにかんだ。
本田さんは日頃からブログに愛犬の写真を上げているそうだが、犬は動いてブレやすく、リラックスしている姿しか撮れなかったという。高速性能を持つNikon 1 J4で、臨場感ある写真が撮れたと感想を述べた。