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キヤノン、2013年秋冬モデルの新PIXUSを発表

 キヤノンは、PIXUSシリーズの新製品として、インクジェット複合機4モデルを9月5日に発売する。価格はオープン。

MG7130
MG6530
MG5530
MG3530

 発表会の模様は「キヤノン『PIXUS』新モデル発表会に桐谷美玲さん登場」を参照されたい。

 いずれも、最大A4サイズのプリントが可能なインクジェット複合機。外観は前モデルのロースタイルを踏襲しつつ(MG3530を除く)、最上位モデルにはカラーバリエーションをブラック、ホワイト、レッド、ブラウンの4色展開とした。

 今回のラインナップの特徴は、最上位モデルだけだった6色インクモデルを2ライン化したこと。あわせて、5色インクモデルには新エンジンを採用するなど、画質面での強化が見られる。

 全モデルで無線LAN機能を搭載する。クラウド上の写真や文書などをプリンター本体からプリント可能な「PIXUSクラウドリンク」も利用可能。スマートフォンやタブレットからのプリントも可能で、今秋の製品からは、Flickr、Facebook、Twitter、Evernote、Dropboxなどのメジャーサービスに対応した。

MG7130

 顔料ブラックインク、グレーインクを含む6色独立インクのプレミアムモデル。直販価格は2万9,980円。

 最高解像度は9,600×2,400dpi。プリントヘッドは計6,656ノズル。

 前面に2段給紙カセットを搭載。自動両面プリントは普通紙に加え、はがきでも可能。12cmメディアのレーベル印刷にも対応する。

 液晶モニターは3.5型。本体前面には、インテリジェントタッチシステムを引き続き採用した。

 無線LAN機能に加えて、今回の新ラインナップ中、唯一有線LAN端子も備えている。

 スキャナー部のセンサーはCISを採用。光学解像度は2,400×4,800dpi。最大A4サイズの読み取りが可能となっている。

 本体色はブラック、ホワイト、レッド、ブラウン。

 外径寸法は約466×369×148mm。質量は約8.2kg。

自動両面
2段カセット
6色独立インクタンク

MG6530

 新たに投入された6色インクの下位ライン。ただし、MG7130からはいくつかの機能が省略されている。直販価格は2万4,980円。

 例えば総ノズル数は4,096に削減、有線LAN端子は非搭載など。液晶モニターも3.5型ではなく、3型に簡略化されているなど。

 スキャナー部の基本仕様もMG7130に準ずる。

 本体色はブラックのみ。

 外径寸法はMG7130と同じ。質量は約8kg。

MG5530

 5色独立インクタンクを採用するモデル。加えて上位モデルと異なり、はがきの自動両面プリント、レーベル印刷が行なえないといった違いがある。直販価格は1万7,980円。

 液晶モニターは2.5型。

 スキャナー部はCIS。光学解像度は1,200×2,400dpi。

 本体色はブラックとホワイト。

 外径寸法は約455×369×148mm。質量は約6.3kg。

MG3530

 MG5530の5色独立インクと異なり、ブラックインクが顔料タイプのみとなる4色インクを採用する下位モデル。直販価格は1万980円。

 解像度は4,800×1,200dpi。

 液晶モニターは非搭載。

 スキャナー部はCIS。光学解像度は1,200×2,400dpi。

 本体色はブラックとホワイト。

 外径寸法は約449×304×152mm。質量は約5.4kg。

(本誌:折本幸治)