ニュース

パナソニック、20-1200mm相当の60倍ズーム機「LUMIX DMC-FZ70」を海外発表

“フラットデザイン”のスリムコンパクトも

 パナソニックは18日、LUMIX Globalサイトにおいて60倍ズームレンズ搭載のデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ70」および5倍ズームレンズ搭載のスリム機「LUMIX DMC-XS3」を海外発表した。いずれも発売時期・価格、国内発売に関しては未定。

LUMIX DMC-FZ70(FZ72)

 35mm判換算20-1200mm相当F2.8-5.9の60倍ズームレンズを搭載するレンズ一体型の高倍率モデル。前モデルと見られるDMC-FZ60(国内未発売)は25-600mm相当の24倍ズームだった。別売で1.7倍のテレコンも用意する。

 撮像素子は1/2.3型有効1,610万画素の高感度MOSセンサー。通常感度域はISO100〜ISO3200(高感度モードはISO1600〜ISO6400)。9コマ/秒のフル画素連写(3枚まで)、約0.9秒の起動時間も特徴とする。AF追従は5コマ/秒。RAW記録が可能。

 P/A/S/Mの撮影モードを静止画と動画の両方で利用可能。エフェクト対応のパノラマ撮影機能「クリエイティブパノラマ」、全15種類のフィルターを使える「クリエイティブコントロール」「クリエイティブレタッチ」といった撮影機能も搭載する。ほとんどのフィルターは動画記録時にも適用可能。

 動画記録は最大1,920×1,080/60i(センサー出力30fps)のAVCHDもしくはMP4(30p)記録に対応。手ブレ補正機構の「POWER O.I.S.」やオート機能「iA」(インテリジェントオート)を動画記録時も利用可能。

 液晶モニターは3型46万ドット。0.2型20.2万ドットのEVFも内蔵する。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。約200MBの内蔵メモリーも備える。撮影可能枚数は約400枚。

 外形寸法は約130.2×97×118.2mm。撮影時の重量は約606g。

LUMIX DMC-XS3

 1/2.33型有効1,410万画素の高感度MOSセンサーを採用し、最大1,920×1,080ピクセルのMP4動画記録にも対応するモデル。通常感度域はISO100〜ISO3200(高感度モードはISO1600〜ISO6400)。有効1,610万画素のCCDセンサーを採用する「LUMIX DMC-XS1」の後継機と見られる。カラーバリエーションは3色。

 レンズは35mm判換算24-120mm相当F2.8-6.9の5倍ズーム。光学式手ブレ補正を引き続き利用可能。

 露出モードはプログラムAEのみ。クリエイティブパノラマ、クリエイティブコントロール、クリエイティブレタッチのほか、人物の顔を印象良く仕上げる「ビューティーレタッチ」機能も利用できる。

 液晶モニターは2.7型23万ドット。記録メディアはmicroSDHC/SDカード。内蔵メモリーは約200MB。撮影可能枚数は約230枚。USB充電に対応する。

 外形寸法は92.2×54.4×18.5mm。撮影時の重量は約103g。

(本誌:鈴木誠)