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アドビ、“手ぶれ補正ツール”などを備えた「Photoshop CC」

CSシリーズはCreative Cloudベースに移行

 アドビシステムズは7日、Photoshopシリーズの最新版「Adobe Photoshop CC」を発表した。6月に提供を開始する。

 Photoshop CCは、クラウドサービス「Adobe Creative Cloud」のメンバーのみにサブスクリプション形式で提供されるソフト。従来の「CS」シリーズ製品は「CC」ブランドに移行する。

 Adobe Photoshop CCのみが利用できる単体サブスクリプションの価格は2,200円/月。7月31日までに年間プランを申し込むと、初年度1,000円/月で利用できる。

 また「Photoshop Lightroom」、「Premiere Pro CC」、「Illustrator CC」なども利用できるAdobe Creative Cloudの料金は、個人版が5,000円/月(年間プラン)、8,000円/月(1カ月ごとの月々プラン)。CSシリーズユーザーには割引のプランも用意する。

 Photoshop CCでは新たに、カメラの動きによるブレを分析・修整して画像を鮮明化するツールなどを採用する。また、「Adobe Camera Raw 8」により、任意の形の範囲を指定しての修整が行なえるようになったほか、円形フィルターにより色収差の影響を抑えながら写真の焦点に注目を集めやすくする処理が可能になったという。画像の傾きを自動補正するUprightツールも搭載する。

 Photoshop CCは「Photoshop CS Extended」の全機能をカバーしており、3Dの画像編集や画像分析といった機能も利用できる。

 Creative Cloudも6月にアップデートし、AndroidやiOSからもCreative Cloudを介してファイルの共有が可能になる。

(本誌:武石修)