企画展「日本の美 伊勢神宮」―写真 渡辺義雄―(FUJIFILM SQUARE)


 「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しみを込めて呼ばれている伊勢神宮は、天照大神をお祀りする皇大神宮(内宮)と五穀豊穣を司る豊受大神宮(外宮)を中心に125 の宮社からなり、正式には「神宮」といいます。内宮は今から約2千年前に創建されたと伝えられています。20年ごとに社殿を造り替える伊勢神宮の式年遷宮が2013年に行われます。式年遷宮は持統天皇4年(690年)から、1300年にわたって続けられ、今回で第62回を迎えます。

 写真家、渡辺義雄(1907年- 2000年)は新潟県に生まれ、戦前は国際報道写真協会に所属し、報道写真家の草分け的存在でした。写真家になってから取り組みつづけた建築写真においては、その第一人者です。

 伊勢神宮の撮影は彼のライフワークで、三度の遷宮において普段は間近で拝することのできない、社殿を撮影することができました。今回の写真展では内宮にスポットをあて、大型カメラとフィルムを用いた細密な描写で表現される、伊勢神宮の建築美をご覧いただけます。

(写真展情報より)

  • 名称:企画展「日本の美 伊勢神宮」
  • 会場:FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館
  • 住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト
  • 開催日:2012年12月1日~2013年2月28日
  • 時間:10時~19時
  • 休館:12月28日~1月3日

(本誌:武石修)

2012/11/20 18:02