キヤノン、ハイブリッドIS・マクロ機能搭載の「EF 24-70mm F4 L IS USM」


 キヤノンは、EFレンズの新モデル「EF 24-70mm F4 L IS USM」を12月に発売する。価格は16万1,700円。

 12月中旬には、「EOS 6D」と組み合わせた「EOS 6D・EF24-70 L IS USMレンズキット」も発売される。

 35mmフルサイズのイメージサークルに対応する標準ズームレンズ。発売済みの「EF 24-70mm F2.8 L II USM」に比べて、明るさを開放F4に押さえることで小型軽量化を図った。防塵防滴構造を採用している。

 最短撮影距離0.2m(レンズ前3cm)まで接近できるマクロ切り替え機能を新たに搭載した。望遠端でマクロ切り替えレバーとズームリングを操作することで最大撮影倍率0.7倍のマクロ撮影に対応する。

 シャッター速度換算約4段分の手ブレ補正機構「IS」も搭載。角度ブレのほか、マクロ撮影時に有効だとするシフトブレも補正できる「ハイブリッドIS」を採用している。

 レンズ構成はUDレンズ2枚、非球面レンズ2枚を含む12群15枚。倍率色収差を含む諸収差を抑えたとする。インナーフォーカスを採用した。レンズの外側になる面にはフッ素コーティングを施し、撥水性や撥油性に優れるという。

 フォーカス駆動はリングUSMで、フルタイムMFにも対応する。

 通常時の最短撮影距離は0.38m、通常時の最大撮影倍率は0.21倍。フィルター径は77mm。外寸は83.4×93mm(最大径×全長)。重量は約600g。

レンズ構成図




(本誌:武石修)

2012/11/6 13:31