震災復興を支援する「CIPAフォトエイド」が第2期の助成団体を募集


 一般社団法人カメラ機器映像機器工業会(CIPA)と公益財団法人日本財団(日本財団)は、東日本大震災の被災地域復興の支援「CIPAフォトエイド」の第2期助成事業を募集する。

第1期で支援対象となったCIPAフォトエイドの活動例(2月9日のCIPA記者発表会から)

 震災から1年が経過し、当初の緊急的な支援からより平安で豊かな生活を取り戻すための活動への支援が求められているとして第2期の支援を決定した。引き続き震災の復興支援を中心にしつつ、広く自然災害全般への支援も対象に入れ広範な助成を行なう。

 第2期では以下の支援を行なう団体を募集する。助成額は1件あたり300万円まで。募集期間は6月1日~6月30日。応募の詳細はWebサイトを参照されたい。

  • 写真や映像記録のメディアアーカイブの作成に係る支援
  • 個人から依頼のあった、汚れてしまった写真の洗浄や、卒業アルバムの再制作に対する支援
  • 写真や映像を媒介とした写真展、映像展等のイベント開催に対する支援
  • コミュニティ形成のための地域の祭りや行事などの写真・映像記録の活用支援

 CIPAフォトエイドは、写真・映像を通して東日本大震災で被災した地域の復興を支援するために設立されたプロジェクト。第1期の助成決定案件は18件で、一部の団体は現在も活動している。





(本誌:武石修)

2012/4/27 16:42