サムスン、無線LAN機能内蔵の「NX1000」「NX210」「NX20」

~スマホを遠隔ファインダーにすることも可能

 サムスンは、ノンレフレックス(ミラーレス)カメラ「NX1000」、「NX210」、「NX20」の3機種を海外で発表した。発売時期や価格は未定。

NX1000NX210
NX20

 同社ノンレフレックスカメラ「NX」シリーズの新モデル。China P&E(北京カメラショー)およびP&I(韓国カメラショー)に展示する。

 いずれも、コンパクトシステムカメラでは世界初だとする無線LAN接続機能の内蔵を実現したモデル。カメラからFacebook、Picasaなどを含むSNSに画像をアップロードできるほか、スマートフォンやタブレット端末を遠隔のファインダーとして利用できるという。

 撮像素子はAPS-Cサイズ相当(23.5×15.7mm)の有効2,030万画素CMOSセンサーで共通。レンズのリングでシャッター速度や絞りといったパラメーターを変更できるi-Function Systemに対応する。また、10種類のフィルター効果を掛けることも可能。パノラマおよび3Dパノラマ撮影機能も備えた。

 3機種の大きな違いは背面モニター、EVF、内蔵ストロボの有無など。

 NX1000は、3型約92.1万ドット液晶モニター、フルHDで30fpsの動画撮影、最大8コマ/秒の連写機能などを備える。感度はISO100~12800。内蔵ストロボはなく、外付けストロボが付属する。撮影可能枚数は約320枚。外形寸法は114×62.5×37.5mm。本体のみの重量は222g。

 NX210は、背面モニターに3型約61.4ドットのAMOLED(有機EL)を採用するモデル。フルHD動画の撮影も可能。感度はISO100~12800。連写は最大8コマ/秒。外付けストロボが付属する。撮影可能枚数は330枚。外形寸法は116.5×62.5×36.6mm。本体のみの重量は222.2g。

 NX20はハイアマチュアやプロに向けたとするモデル。144万ドット相当のEVFを搭載する。シャッター速度は最高1/8,000秒(他は同1/4,000秒)、3型約61.4ドットのAMOLEDモニターは2軸可動式になっている。

 感度はISO100~12800。連写は最大8コマ/秒。ポップアップストロボを備える。フルHD動画撮影が可能。撮影可能枚数は約360枚。外形寸法は122×89.6×39.5mm、本体のみの重量は341g。





(本誌:武石修)

2012/4/19 18:01