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TASCAMのピンマイク付きレコーダー「DR-10L Pro」がLTCジャムシンクに対応
2025年4月30日 12:17
TASCAMは、32bitフロート録音対応ピンマイクフィールドレコーダー「DR-10L Pro」のファームウェアV2.0を4月25日(金)に公開した。新バージョンでは、タイムコード同期機能にLTC(リニアタイムコード)によるジャムシンクが追加された。
これまでは別売りのBluetoothアダプター「AK-BT1」を介したワイヤレス同期にのみ対応していたが、今回のアップデートにより3.5mmマイク入力端子を使用したLTCベースの同期が可能となった。同社のタイムコードジェネレーター「FR-AV2」やTentacle Syncなど他社製品との互換性も確保された。
本機能により動画収録時にタイムコード同期システム導入がより簡易になる。マイク入力端子に外部タイムコードジェネレーターの出力を接続するだけで同期が完了し、フレームレートも入力信号に合わせて自動認識される。
また、LTCジャムシンク方式では、タイムコードマスターからの接続数に制限がないため、必要な話者数分の「DR-10L Pro」を用意することで、同期システムの構築が可能になった。
「DR-10L Pro」は小型軽量ボディが特徴のピンマイクレコーダー。参考価格は2万6,950円。32bitフロート録音とデュアルADコンバーターによりレベル調整なしで幅広い音域の録音に対応する。メモリーカードはmicroSDXCカード(最大512GBまで対応)。単4形電池2本で最大24.5時間駆動し、別売りのBluetoothアダプター装着時には専用アプリから最大5台の同時制御・監視もできる。