【フォトキナ】「M9チタン」や「D-LUX 5」を展示したライカ


 ライカブースでは、フォトキナに合わせて4つのデジタルカメラ新モデルを発表。中でも「M9チタン」の周りには多くの来場者が詰めかけていた。

ライカブースM9チタンを発表した

 既報の通りM9チタンは、現行のM9をベースにピュアチタンの外装やフィンガーループなどを採用したモデル。フォルクスワーゲングループのチーフデザイナーとのコラボレーションアイテムになっている。国内でも12月に発売する。価格は2万2,000ユーロ。ブースではケース内の展示で手に取ることはできない。フィンガーループとその取り付け部分により従来のM9とは違った印象を受けた。また、ダイヤモンドパターンを採用したレザーも目を惹いた。純チタンを採用した「ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」やホルスターが付属する。

チタンのズミルックスM f1.4/35mm ASPH.を装着したM9チタン
専用ケースに収めて出荷する

 そのほか、24-90mm相当のズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「D-LUX 5」、24倍ズームレンズ搭載の「V-LUX 2」、発売中のコンパクトデジタルカメラ「X1」のブラックバージョンを展示していた。

 D-LUX 5は国内では10月に発売する。価格は699ユーロ。有効1,010万画素の1/1.63型CCDセンサーや、35mm判換算の焦点距離24-90mm、開放F2-3.3の3.8倍ズームレンズ「ライカDC バリオ・ズミクロン」3型46万ドットの液晶モニターなどを搭載する。ホットシューにEVFを装着することも可能。

D-LUX 5
EVFにも対応する

 V-LUX 2は国内では同じく10月に発売する。価格は750ユーロ。有効1,410万画素の1/2.33型MOSセンサー、光学24倍ズームレンズ、AVCHD準拠のフルHD動画記録機能などを搭載する。液晶モニターは3型約46万ドットのフリーアングル式。EVFを内蔵する。

V-LUX 2

 「X1ブラック」は国内では2月に発売した「X1」(スチールグレー)のブラックバージョン。国内での発売は11月。価格は1,550ユーロ。外装のほとんどをブラック仕上げとした。ホットシュー、シャッターボタン、レンズの付け根部分などはシルバーとなっている。APS-Cサイズの有効1,220万画素のCMOSセンサーを搭載する。

X1ブラック
X1スチールグレー(右)との比較
船の形のステージでセミナーを行なっていたデジタル中判カメラS2のコーナーも人気
S2の撮影を試すスタジオも設けていた

 




(本誌:武石修)

2010/9/22 20:38