SDアソシエーション、最大104MB/秒の高速化規格「UHS-I」を定義


東芝が4月に発売したSDXCメモリーカード。UHS-IとUHSスピードクラス1の表記がある

 SDアソシエーションは23日、SDXC/SDHCメモリーカードにおける新しい高速化規格を定義した。速度パフォーマンスを最大限に発揮する機器の組み合わせを、ユーザーがより容易に選択するためのシンボルとする。

 新しい高速バス規格「UHS-I」は、既存のUHS(Ultra High Speed)との下位互換性を持ちながら、転送速度は現状の25MB/秒を上回る104MB/秒までをサポートする。UHS-Iのシンボルを持つSDXC/SDHCメモリーカードは、同じくUHS-Iのシンボルを持つ対応機器との組み合わせで、HD動画撮影などに最大のパフォーマンスを発揮するとしている。

 また、併せてスピードクラスも定義した。主にビデオ録画に向けており、UHSスピードクラス1に対応する記録メディアと対応機器を組み合わせることで、リアルタイム放送録画や動画撮影などに最大限の性能を発揮できるという。

 UHS-Iのシンボルは「I」の文字、UHSスピードクラスはUの文字の中に数字が入ったデザインとなっている。発売済みの製品におけるシンボルの表示位置は、既存のスピードクラス表記と同様にSDロゴの周囲。



(本誌:鈴木誠)

2010/6/24 13:49