パナソニック、「DMC-GH1」とタンゴミュージカルのコラボイベントを開催


参加者に貸し出された「LUMIX DMC-GH1」。レンズは「LUMIX DMC-GH1K」キットに付属する「LUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH. MEGA O.I.S.」

 パナソニックとアミューズは28日、「LUMIX GH1×タンゴ・ミュージカル タンゲーラ スペシャルプログラム」を都内で実施した。

 パナソニックが4月に発売したデジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-GH1」を使って、アルゼンチンのタンゴ・ミュージカル「タンゲーラ」のステージダンサーによるポージングやダンスの動画および静止画を撮影できるイベント。事前に応募したブロガーなどが招待されていた。

 イベントは、参加者一人一人にDMC-GH1が渡され、1時間ほど使い方の講習を受けた後、ダンサーたちの撮影を行なうフォトセッションに入るという流れ。その後、大画面液晶テレビ「ビエラ」を使った講評、タンゲーラの鑑賞、カクテルパーティと続いた。

 講習では、フォトグラファーの阿久津知宏氏が操作や構図の取り方などを説明した。阿久津氏はDMC-GH1について、「プロ用のカメラがF1だとするなら、GH1は(トヨタの)プリウス。静止画と動画がバランスよく、しかもすごくきれいに撮れる」と評価した。加えて、自動的に適切なピントや露出に設定する「おまかせiA」(インテリジェントオート)については、基本的にはカメラ任せでも、自分で露出などの微調整ができる点を長所として挙げた。

 また、舞台撮影における構図の取り方についても言及。「舞台上の誰を選んで撮るか、その取捨選択が重要。そのあたりはセンスが現れるところ。中央から正対すると奥行き感が出ないので、自分の好きなところに動いて、いいポジションを探してほしい」(阿久津氏)と指導するとともに、「瞬間」を捉えることを意識するようアドバイスした。

 フォトセッションは本番開演前の劇場を借りて、タンゲーラのダンサー陣によるダンスを参加者が撮影するという形で行なわれた。ダンサーがとったポーズや、複数のダンサーによるダンスを参加者が次々に撮影していく形式で進行していった。

ポーズをとるダンサーたち開演前の劇場は貸切状態。参加者は思い思いの場所に移動してシャッターを切っていた

 フォトセッション後は、阿久津氏による写真の講評を実施。構図やトリミングによる後処理について解説した。「ダンスの写真では、特別な意図がない限り、指先から爪先まで構図に含めるのが基本」としながらも、不要物が写りこんでしまったり、余計なスペースができてしまったときには、必要に応じてトリミングを行なうことを勧めていた。

 タンゲーラは、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで31日まで公演。その後、兵庫県芸術文化センターで6月2日に公演する。

阿久津知宏氏阿久津氏の講評に聞き入る参加者たち

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2009/5/29 17:13