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【CP+2025】VPG400対応の「CFexpress 4.0」カードを発表したLexar

SD Expressやカードリーダーモジュール製品も

CP+2025のLexarブースで、メモリーカードやカードリーダーの新製品が見られたのでレポートしたい。

「Lexar Professional DIAMOND CFexpress 4.0 Type B Card」が3月に登場する。容量は1TBで価格は10万円程度を想定している。

DIAMONDシリーズはこれまでCFexpress 2.0だったが、新たに4.0対応となり最大転送速度にして読み出し3,700MB/秒、書き込み3,400MB/秒と高速化が図られた。VGP400に対応する。

また同社のCFexpress 2.0カードはどのシリーズも4.0に順次切り替わる予定。価格は2.0タイプと同程度になるという。

SDメモリーカード系では「Lexar Professional GOLD PRO SDXC Express」の展示があった。発売時期は未定。64GB~1TBを用意する。

3列の端子になっている

インターフェースにPCI Express 4.0を採用するSD 8.0規格(SD Express)に対応したカード。最大1,700MB/秒の読込、1,000MB/秒の書込速度と従来のUHS-II規格などよりも高速になっている。SD 8.0は次世代の規格で、対応するカメラは現在リリースされていない。

モジュール式のカードリーダーである「Lexar Professional Workflow」および「同Go」の展示もあった。価格は未定だが6月までの発売を目指している。

Lexar Professional Workflowは、6ベイを備えたドックで、各種のカードリーダーやSSDを装着できる。Thunderbolt 4などでのPC接続に対応する(最大40Gbps)。

モジュールの例

Lexar Professional Workflowはデスクトップに設置して使うことが前提になっている一方、モバイルでの利用を想定したのが2ベイの「同Go」だ。USB接続(最大10Gbps)でスマートフォンと接続するといった用途を想定している。

Lexar Professional Workflow Go

また、カードリーダーモジュールのファイルをSSDモジュールに単体でコピーすることも可能。そのために着脱式のバッテリーを搭載している。

バッテリーを外したところ

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。