愛称タムキューの「タムロン90mmマクロ」がミラーレス用にリニューアル

株式会社タムロンは、フルサイズミラーレスカメラ対応の中望遠マクロレンズ「90mm F/2.8 Di III MACRO VXD （Model F072）」を10月24日（木）に発売する。希望小売価格はソニーEマウント用が12万6,500円、ニコンZマウント用が13万4,200円。

1979年発売の“初代90mmマクロレンズ”から45年、「タムキュー」の愛称で親しまれてきたシリーズの新モデル。歴代モデルの特徴だという高い解像力と美しいボケ味を継承しつつ、ミラーレスカメラ向けに最適化したモデルとなる。

タムロンではじめて12枚羽根の円形絞りを採用。これにより、マクロ撮影時の美しい玉ボケや、夜景撮影時のすっきりとした光芒表現が可能としている。

レンズ構成は12群15枚。4枚のLDレンズ（Low Dispersion：異常低分散）を採用し、色収差を抑制。BBAR-G2（Broad-Band Anti-Reflection Generation 2）コーティングにより、逆光下でもゴーストやフレアを抑えた描写を実現している。

AF駆動は静粛性・俊敏性に優れるというリニアモーターフォーカス機構「VXD（Voice-coil eXtreme-torque Drive）」を採用。

回転式フィルターの操作が容易な窓付き新型フードや、ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」への対応など、使い勝手も向上している。

鏡筒は簡易防滴構造。防汚コートも施した。

主な仕様

• レンズ構成：12群15枚
• 最短撮影距離：0.23m
• 最大撮影倍率：1:1
• フィルター径：φ67mm
• 絞り羽根：12枚（円形絞り）
• 最小絞り：F16
• 外形寸法：φ79.2×126.5mm（ソニー用）
• 質量：630g（ソニー用）
• 付属品：丸形フード、フロントキャップ、リアキャップ