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物理ロックで不意の抜けを防ぐHDMIケーブル

株式会社エーディテクノは、ロック機構付きのHDMIケーブルを8月28日(水)に発売した。

ラインアップは短尺パッシブと長尺アクティブの2種類で、今回発売したのは前者。後者は9月中旬の発売を予定している。

コネクタ部にケーブル抜け防止のロック機構を搭載したHDMIケーブル。ケーブル固定の金具やクランプを使用せずに、瞬間最大保持力7kgのケーブルロックを実現している。

ケーブル側のHDMIコネクタ部から固定用のラッチを突起させ、接続先の端子内部と固定する。物理的なロックにより不意のケーブル抜けを防ぐ。ロックとアンロックの操作はコネクタに備えられたスライダーで行う。

HDMI端子はType Aオス。最大伝送速度は18Gbpsで、4K UHD@60 4:4:4およびHDRなどに対応している。

アクティブとパッシブの主な違いは内部ICの有無にある。アクティブケーブルは内部ICを搭載し、信号増幅が可能で長距離伝送に適している。一方、パッシブケーブルは内部ICを持たず、通常5m程度の長さに制限されるが、機器間の互換性が高い。アクティブは長距離伝送向けで、パッシブは一般的なHDMI接続に広く使用される。ケーブル選択の際は、接続距離と互換性を考慮することが重要である。

ラインアップ

短尺パッシブ

  • 0.5m
  • 1m
  • 1.5m
  • 2m
  • 3m

長尺アクティブ

9月中旬発売

  • 10m
  • 15m
  • 20m
  • 30m
  • 50m
  • 100m
本誌:佐藤拓