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iPhone向けに機能強化したスマホジンバル「Insta360 Flow Pro」…Appleの被写体追跡技術「DockKit」を採用
2024年7月10日 12:43
Insta360Japan株式会社は7月9日(火)、スマートフォン用ジンバル「Insta360 Flow Pro」(以下、Flow Pro)を発売した。直販価格(税込)は通常版が1万9,800円、万能三脚が付属する“プロ三脚キット”が2万4,900円。
2023年3月に同社初のスマートフォン用ジンバルとしてリリースした「Insta360 Flow」をベースに、iPhoneユーザー向けに大幅にアップグレードしたモデル。Appleの独自被写体追跡技術「DockKit」を採用した。
DockKitの採用により、iPhoneのネイティブカメラアプリで直接人物をトラッキングできるようになった。従来モデルを利用する際にはスマートフォンアプリ「Insta360アプリ」(無料)との接続が前提となっていたが、Flow Proではそれが不要となる。また、FaceTime、Zoom、TikTokなど200以上のiOSアプリにも対応した。
iPhoneとジンバルはNFC経由でワンタップによるペアリングが可能。2回目以降は自動再接続に対応するとしている。
Insta360のAI追跡アルゴリズム「ディープトラック3.0」も従来モデルに引き続き搭載。高精度な追跡回復、人物再認識、ズームトラッキング、スローモーショントラッキング、ジェスチャー操作といった機能を踏襲している。
Flow Proではさらに360°無限パントラッキング機能が利用できるようになった。また、被写体の追跡対象として犬、猫、馬などのペットが追加。そのほかジンバル本体に「LEDトラッキングリングライト」を新たに備え、トラッキング中か否かを一目で確認できるようになっている。
本体デザインも従来モデルがベースとなっている。内蔵自撮り棒(215mmまで伸長)、内蔵三脚、内蔵充電器(2,900mAh)、内蔵コールドシューを搭載した点は同様。主要な操作を実行するスマートホイールも引き続き採用された。
スマートフォンアプリ「Insta360アプリ」の撮影ガイド機能「編集ジーニー」や、AI編集テンプレート「FlashCut」も利用できる。
外形寸法は73.6×269.4×69.9mm(展開時)、79.6×162.1×36mm(折り畳み時)。重量はジンバル本体が約366g、磁気スマートフォンクランプが約32g。
対応スマートフォンは幅64~84mm、重さ130~300g。