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ProGrade Digital、世界初“CFexpress 4.0”対応のType Bメモリーカード「COBALT 1.3TB」 同対応のカードリーダーも

ProGrade Digital Inc.は9月29日、「CFexpress 4.0 Type B COBALT 1.3TB」と「USB4.0シングルスロットカードリーダーPG05.6」を国内で販売開始した。Amazon.co.jpで取り扱う。

CFexpress 4.0 Type B COBALT 1.3TB

世界で初めて製品化されたという、CFexpress 4.0仕様に準拠したCFexpress Type Bカード。税込価格は22万円。

対応するカードリーダー(PG05.6)との組み合わせにおいて、最大転送速度は読み出し3,400MB/秒・書き込み3,000MB/秒、持続書き込み速度は2,800MB/秒を実現。CFexpress 2.0との後方互換性も持つ。

EOS R3やZ 9、GFX100 II、GH6といった各社ハイエンドモデルでの動作も確認済み。

耐熱・耐X線性能を確保。ユーティリティソフトウェア「Refresh Pro」にも対応する。保証期間は購入日から3年間。

本製品を活用することで、USB4(最大40Gbps)に対応するマシンへの転送速度が劇的に向上し、ワークフローを大きく改善できると訴求する。

また、同社の創業者兼CEOウェス・ブリュワー氏は「いち早くCFexpress 4.0カードを製品化することで、デジタルカメラやデジタルビデオカメラのCFexpress 4.0対応が早期化されることを期待しています」とコメントしている。

USB4.0シングルスロットカードリーダーPG05.6

USB4に対応するCFexpress Type Bカードリーダー。税込価格は1万5,200円。

最大5GB/秒の転送速度を有し、USB3.2 Gen 2対応製品の3倍のワークフロー効率化を実現。CFexpress 4.0 Type Bカードの性能を最大限引き出すことができるという。なお、現行のCFexpress 2.0 Type Bカードも利用可能。

本体カラーをグレーとしたことで、従来のUSB 3.2 Gen 2対応カードリーダーと区別できるよう配慮。本体内部には、冷却性能を高めるヒートシンクも採用した。

製品にはUSB4ケーブル(0.7m)とメタルプレートが付属する。

なお、現時点で「Refresh Pro」は使用不可となっているが、近日中に対応ファームウェアを公開する予定という。

本誌:宮本義朗