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キヤノン「CINEMA EOS SYSTEM」のシネマレンズに “RFマウント”版が登場

単焦点レンズ7製品を順次リリース

EOS C70との組み合わせ(装着レンズ:CN-R85mm T1.3 L F)

キヤノンは9月13日、RFマウントを採用する「RFシネマレンズ」のリリースを発表した。7機種を2024年1月下旬より順次発売する。

映画制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」に加わる製品群。これまでEFマウントおよびPLマウントで展開してきた同システムのシネマレンズに、ミラーレスカメラEOS RシステムでおなじみのRFマウント版を追加する。

同システムでは、すでにRFマウント採用のカメラボディ「EOS R5C」「EOS C70」がリリース済み。これらのボディで、マウントアダプターなしでの装着が可能になった。

マウントアダプターを介すことなく装着が可能に

今回RFマウント版として追加されるのは、単焦点レンズの「PRIME Lens」シリーズ7機種。焦点距離別に14mmから135mmを取りそろえる。

RFマウントを採用する「PRIME Lens」シリーズ7機種

いずれもRFマウントの通信プロトコルに対応することから、新たにカメラ側での歪曲収差補正が可能になった。従来機種と同様、倍率色収差補正、周辺光量補正、デュアルピクセルフォーカスガイドもカメラ側で行える。カラーバランスをシリーズ共通で統一したことにより、色味の調整などの手間も省けるという。

シネマレンズということで、操作リングには緻密かつ粘りのある操作性を与えた。

また、操作リングのギア位置、前玉径、回転角(操作角度)などをシリーズ間で統一。マットボックスや外付けのフォーカス調整用アクセサリーなど、取り付け位置を共通化できる。

操作リングだけでなく、マウント付近にもローレット処理を施した。これにより、レンズ着脱時に操作リングを持つ必要がなく、安定した保持が可能としている。

発売時期

  • CN-R14mm T3.1 L F:2024年2月下旬
  • CN-R20mm T1.5 L F:2024年3月下旬
  • CN-R24mm T1.5 L F:2024年1月下旬
  • CN-R35mm T1.5 L F:2024年1月下旬
  • CN-R50mm T1.3 L F:2024年1月下旬
  • CN-R85mm T1.3 L F:2024年1月下旬
  • CN-R135mm T2.2 L F:2024年4月下旬
本誌:折本幸治