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「RICOH360」プラットフォームで建設現場のDX促進…現場管理アプリと連携

株式会社リコーは9月6日、株式会社L is Bが提供する建設現場向けカメラアプリ「タグショット/タグアルバム」との協業を開始した。

建設現場の報告写真をRICOH THETAで撮影して、「タグショット/タグアルバム」に保存する機能連携を用いて、業務報告を行うというもの。

建築業界では、2024年4月の「働き方改革関連法」の施行を受け、労働環境の改善と生産性向上が課題となっている。そのような中、両社の技術を掛け合わせて、労働生産性の向上に寄与するために協業を行う。

撮影した360°画像にタグをつけて「タグアルバム」に保存することで、誰がどの工種の場所を撮影したか報告写真として記録できる。そのほか、「タグアルバム」内の画像を選択し、数タップすることでPDF報告書の作成が可能となる。

リコーは2013年に360°カメラ「RICOH THETA」発売し、現在では業務効率化と生産性の向上を実現する「RICOH360」プラットフォーム事業を展開・強化している。特に建設業の現場進捗管理ツールとして360°画像が活用されているという。

タグショット/タグアルバムは、クラウド上で写真や動画ファイルを自動で保存・分類・共有するサービス。書類作成の手間を省けるほか、現場に関連する情報をあらかじめタグとして用意することで、品質管理や安全管理に活用できるとしている。

本誌:佐藤拓