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Synology、小型筐体のNAS最新モデル「DS224+」「DS124」
2023年7月21日 10:41
Synology Japan株式会社は、ホームオフィスや小規模オフィス、エッジデプロイメント向けのNASとして、2ドライブベイモデルの「DiskStation DS224+」および、1ドライブベイモデルの「DiskStation DS124」を7月20日に発売した。
Btrfsファイルシステムによる最新のストレージ技術に対応したNASキット。スナップショット機能により、ファイル・フォルダ単位での復元に対応し、任意世代での復元も可能。
3.5インチSATA HDDまたは、2.5インチSATA SSD(DiskStation DS124では、別売のディスク ホルダーにて対応)を別途用意することで、手軽にNAS環境を構築できるのが特徴。
また、Synology NAS専用のオペレーティングシステム「DiskStation Manager」(DSM)を採用。ストレージ管理やデータバックアップ、ファイル共有などに対応するほか、Synologyパッケージセンターから専用アプリケーションをインストールすることで、機能を強化できる。
例えば、専用アプリケーション「Surveillance Station」を利用すれば、監視カメラの一括管理やリアルタイム監視、記録データのタイムラインビューにも対応し、ネットワークカメラサーバーとしての運用も可能。法的証拠として使用可能な認証についても、取得しているという。
ランサムウェア対策やBCP/DR対策にも対応。DiskStation DS224+では、フェイルオーバーおよび、Link Aggregationに対応したギガビットイーサネットを2基備えており、突然のハード故障においても十分な冗長性を確保しているという。
多数のネットワークプロトコルをサポートし、異なるプラットフォーム(Windows、macOS、Linuxなど)間で効率的なファイル共有も行える。
このほか、専用アプリ(iOS/Android)も用意。音楽、写真、動画コンテンツの利用だけでなく、外出先でのデータ確認・共有、システム状態やサーバーのセキュリティ監視など、さまざまなアプリを用意する。
加えて、ルーターのポート転送設定無しで外部から写真、音楽、データを利用できるクイックコネクト機能をサポートした。
セットアップ手順から基本的な操作方法までを網羅する初心者向けのガイドブックも付属する。
DiskStation DS224+
主な仕様
- ドライブベイ数:2
- ドライブタイプ:3.5インチSATA HDD、2.5インチSATA SSD
- CPU:Intel Celeron J4125
- メモリー:2GB DDR4 non-ECC(最大容量は6GB)
- RJ-45 1GbE LAN ポート数:2(Link Aggregation/フェイルオーバー対応)
USB 3.2 Gen 1ポート数:2 - ファイルシステム(内部):Btrfs、EXT4
- ファイルシステム(外部):Btrfs、EXT4、EXT3、FAT、NTFS、HFS+、exFAT
- 最大シングル ボリュームサイズ:108TB
- 対応RAID:Synology Hybrid RAID、Basic、JBOD、RAID 0、RAID 1
- 外形寸法:165×108×232.2mm
- 重量:1.3kg
店頭予想価格
- 5万600円(税込)
DiskStation DS124
主な仕様
- ドライブベイ数:1
- ドライブタイプ:3.5インチSATA HDD、2.5インチSATA SSD(別売のディスク ホルダー利用時)
- CPU:Realtek RTD1619B
- メモリー:1GB DDR4 non-ECC
- RJ-45 1GbE LAN ポート数:1
- USB 3.2 Gen 1ポート数:2
- ファイルシステム(内部):Btrfs、EXT4
- ファイルシステム(外部):Btrfs、EXT4、EXT3、FAT、NTFS、HFS+、exFAT
- 最大シングル ボリュームサイズ:108TB
- 対応RAID:Basic
- 外形寸法:166×71×224mm
- 重量:0.7kg