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ニコン「Z 7II」「Z 6II」「Z 7」「Z 6」の最新ファームウェアが公開

ニコンは7月12日、ミラーレスカメラ「Z 7II」「Z 6II」「Z 7」「Z 6」の最新ファームウェアを公開した。

Z 7II/Z 6II(いずれもVer1.60)

更新内容は共通。カスタムメニュー内の主にライブビューに関する機能が追加された。

d9「Lvに撮影設定を反映」の項目で、“フラッシュ使用時を含む/含まない”の選択が可能になった。

また、d10として「赤色画面表示」を追加。メニュー画面や撮影画面、再生画面を明るさを抑えた赤色で表示できるようになった。星景撮影などの暗所撮影時にメニューや被写体が見やすくなるとしている。加えて、ファインダーおよび背面モニターの周囲に表示される白い枠を非表示にする「画面枠表示」(d11)、動画撮影時に画面に赤枠を表示する「動画撮影中の赤枠表示」(g7)が追加された。

セットアップメニューに、「ファインダー表示サイズ(静止画Lv)」が追加された。ファインダーで静止画撮影する際に、表示倍率を“標準”と“小さめ”から選択できるようになった。

モニターモードでは、従来「ファインダー優先」となっていた選択項目が、「ファインダー優先1」と「ファインダー優先2」に変更された。優先1は従来通り顔を近づけた際にファインダーが点灯。優先2は、電源オンやシャッターボタンを半押し時に、ファインダーに顔を近づける数秒前から点灯する。

このほか、フラッシュ発光時に画像の一部が暗くなる現象や、ファインダーを使用したインターバルタイマー撮影/フォーカスシフト撮影時にOKボタンで中断ができない不具合が修正された。

また、AF時のフォーカスリング操作の設定を無効にしても、フォーカスリングを操作するとピント位置が移動する不具合の修正も含まれている。

Z 7/Z 6(いずれもVer3.60)

更新内容は共通。リモートグリップ「MC-N10」に対応した。

本誌:佐藤拓