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OWC、CFexpress「Atlas Ultra」に1TB/2TBを追加

CFexpress/SDカードリーダー、ファームウェアアップデートのための無償ソフトも同時リリース

Atlas Ultra 1TB/2TB

Other World Computing(OWC)は6月27日、CFexpress Type Bカード「Atlas Ultra」に容量1TBおよび2TBを追加すると発表した。加えて、CFexpress Type B/SDカードリーダーとAtlasシリーズ専用ソフト「Innergize」の日本リリースについても公表した。

OWCは、Thunderbolt 3接続の外付けストレージや映像制作向けのサーバーなど供給する米国ブランド。創業は1985年。メモリーカード製品も手がけており、日本でもCFexpress Type B カードやUHS-II SDXCカードを展開している。

Atlas Ultra CFexpress Type B カード

従来よりラインナップする165GB、325GB、650GBに加え、1TBと2TBが追加された。7月上旬に発売。想定価格は1TBが9万3,000円前後、2TBが15万7,300円前後(いずれも税込)。

容量だけでなく、最大読出速度と最大書込速度も強化されている。「シネマカメラやハイエンドミラーレスカメラを使用する、プロの厳しい要求に対応できる」としている。最低継続書込速度は1,500MB/秒。

保証期間は3年間。

転送速度

  • 最大読出速度:1,850MB/秒
  • 最大書込速度:1,700MB/秒
  • 最低継続書込速度:1,500MB/秒

Atlas Dual CFexpress Type B/SD カードリーダー

Atlas Dual CFexpress Type B/SD カードリーダー

前面にCFexpress Type B カードとUHS-II 対応SDXCカードの2つのスロットを備えるカードリーダー。発売は7月上旬。想定価格は1万3,000円前後(税込)。

背面にはUSB 3.2 Gen2対応のUSB Type-Cコネクタを備えている。最大転送速度は両スロット同時使用で1,032MB/秒。

底面には背面とは別系統となるUSB Type-Cケーブルが直付けされている。

意図しない上書きや消去を防ぐライトプロテクトスイッチを搭載。カード接続時や転送時に明滅するLEDインジケーターも備えている。

外形寸法は80×23×80mm。質量は144g。

Innergizeソフトウェア

Innergizeソフトウェア

Atlasメモリーカードの購入者が使用できる公式フリーソフト。Windows、macOSともに対応する。

メモリーカードの寿命や健康状態を示す「診断機能」、メモリーカードを新品の状態に戻す「サニタイズ機能」を利用可能。カメラとの互換性向上や不具合の修正を行う「ファームウェアアップデート機能」も備えている。

利用にはOWC Atlasカードリーダーが必要。

本誌:折本幸治