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キオクシア、“業界初”「2TB」のmicroSDカード。2023年に量産開始

0.8mm厚にチップ16枚を積層

キオクシア株式会社は9月28日、容量2TBのmicroSDカードを業界で始めて試作し、基本動作を確認したと発表。2023年に量産開始予定としている。具体的な発売時期や価格は未定。

SDメモリーカードの規格におけるSDXCの仕様は最大容量2TBだが、これまで実際の製品化はなかった。

同社が試作した2TBのmicroSDXC UHS-Iメモリーカードは、同社の三次元フラッシュメモリー「BiCS FLASH」と、自社開発のコントローラーを使用。独自の薄厚チップ多段積層パッケージング技術により、チップ搭載部分の厚さが最大0.8mmのmicroSDカードのパッケージ内に、1テラビット(128GB)のフラッシュメモリーのチップを16枚積層しているという。

本誌:鈴木誠