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中一光学、縮小光学系を採用したニコンZマウント用アダプター
Gタイプを含むFのほかEF/M42用で 約2万円
2021年12月14日 10:30
株式会社焦点工房は12月14日、中一光学のニコンZマウントカメラ用マウントアダプター「Lens Turbo II」3製品を発売した。ニコンのGタイプを含むFマウントレンズのほか、キヤノンEF、M42の各レンズ用をラインアップしている。希望小売価格はいずれも1万9,800円(税込)。
縮小光学系を内蔵したマウントアダプター。APS-Cサイズセンサーを搭載するニコンZ 50やZ fcに35mm判フルサイズフォーマットに対応したレンズを組み合わせた場合に、レンズ本来に近い画角を使用できるとしている。なお、各レンズマウント用はいずれも電子接点を備えていないため、操作はマニュアルとなる。
レンズ構成は3群4枚。装着レンズの焦点距離を0.726倍に縮小するとしており、焦点距離が35mmのレンズを装着した場合、35mm×1.5×0.726=38mm相当の画角で撮影できる計算となる。また、レデューサーレンズ特有の集光効果によりF値が1段分明るくなるとしている。
このほかレデューサーレンズの位置を微調整することも可能だとしており、装着したいレンズの後玉とアダプターの干渉を軽減できるという。なお位置を調整した際は、無限遠撮影ができない場合があるとして、同社は注意を呼びかけている。
ニコンFマウント用:Lens Turbo II N/G-NZ
Gタイプレンズへの対応として絞りリングを備えている。絞りリングは調整幅を広くとっているとしており、精細な絞り操作ができる点も特徴だとしている。最大径×全長は68.5×31.5mm。質量は225g。
キヤノンEFマウント用:Lens Turbo II EF-NZ
電子接点を備えていないため、EFマウントレンズの電子制御には対応していない。レンズ側の絞りコントロールに対応していないため、絞りを開放した状態でのみ撮影が可能となる。なお、EF-Sレンズには対応していない。最大径×全長は68.5×28.5mm。質量は215g。