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ニコン、約170gのフルサイズ対応レンズ「NIKKOR Z 40mm f/2」10月1日発売。3.5万円

ニコンは、Zマウント交換レンズ「NIKKOR Z 40mm f/2」を10月1日に発売する。希望小売価格は税込3万5,530円。

DX(APS-C)機にも使いやすいという小型軽量さに加え、既存のZマウント単焦点レンズの半額以下という手頃な価格設定が特徴の製品。「ボケを活かした表現を気軽に楽しめる標準単焦点レンズ」として訴求する。6月に「NIKKOR Z 28mm f/2.8」とともに開発発表し、2021年内の発売を予告していた。

同社によると、40mmは物撮りからポートレートまで使いやすい定番の標準画角で、DX機と組み合わせても60mm相当となり、狭すぎず広すぎないとしている。描写傾向としては近景が繊細で柔らかく、遠景がシャープだという。

レンズ構成は非球面2枚を含む4群6枚。動画撮影にも配慮し、フォーカスブリージングを抑えているという。AFモーターは新開発の小径・高トルクSTMを採用。最短撮影距離は0.29m。最大撮影倍率は0.17倍。絞りは9枚羽根の円形絞り。最小絞りはF16。

最大径×全長は約70×45.5mm。重量は約170g。フィルター径は52mm。小型軽量を重視した設計で、気軽に持ち歩くユースケースを想定していることから、専用フードの用意はないという。

鏡筒各部にはシーリングを施し、防塵・防滴に配慮した設計としている。

本誌:鈴木誠