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ゲッティイメージズ、オリンピック初のリモート編集を実施。“撮影から30秒でアップロード”
2021年7月27日 07:00
国際オリンピック委員会(IOC)の公式フォトエージェンシーをつとめるゲッティイメージズは、東京2020オリンピック競技大会における全競技の撮影および即時配信を実施している。
同社は、フォトグラファーやエディター、オペレーションスタッフで構成する計100人以上による大会用の特別チームを編成。7月23日から8月8日までの大会期間中に200万点以上の写真を撮影するという。また、競技会の全42会場の主要な撮影ポジションと、メインプレスセンターにある同社オフィスのほか、世界中のエディターをリアルタイムで接続。オリンピック初という“リモート編集“を駆使することで、撮影した写真を30秒でWebサイトに掲載するとしている。
なお、水泳や体操などのインドアスポーツでは、水中や会場の屋根に設置したカメラで、同社独自のアングルから撮影した画像も掲載されるという。
この取り組みについて、同社のコンテンツ部門グローバルヘッドをつとめるケン・マイナルディス氏は「世界中の多くのファンが、主にデジタルプラットフォームを通じてオリンピックを体験する今大会で、記録的な速さで写真を撮影し、顧客に提供するゲッティイメージズの能力は、驚くべき成果をもたらすでしょう」とコメントしている。
同社は、前身となるAllsport社時代を含めて、夏季・冬季あわせて計26回のオリンピック競技会を取材。同社が運営するストックフォトサービスには、過去の大会のアーカイブが掲載されており、古くは1896年のアテネオリンピックの素材を閲覧することができる。