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セコニックの露出計「スタジオデラックス」に限定モデル
会社設立70周年を記念して 本体色がエレガントに
2021年7月1日 11:05
株式会社セコニックは7月1日、会社創立70周年を記念した製品として、露出計「L-398A スタジオデラックス 70周年限定モデル」を発表した。限定数は世界770台。日本での販売は140台。
日本ではまず、クラウドファンディングサイト「Makuake」を通じて70台分が先行販売される。予約期間は7月1日から8月20日。その後、8月21日から一般販売として70台分の予約が開始される。
セコニックの前身、成光電機工業株式会社が設立されたのは1951年6月。初めてセコニックの名を冠した露出計「L-1」の生産から2年目に当たり、その当初より露出計の製造および販売を主要事業としていた。現在の商号であるセコニックになったのは1960年8月。その後も露出計を中心に、8mmカメラ、映写機、プロッタ、記録計、OMR、監視カメラなどを手がけた。
70周年限定モデルのベースとなった「スタジオデラックス L-398A」は、「スタデラ」の名で古くから親しまれている入射光式露出計の現行製品。アナログ式の指針で光量を示すスタイルを採用しており、こうした機構や操作、外観は初代スタジオデラックスに相当する露出計「L-28A」(1956年発売)からほぼ変わっていない。ただし受光部に採用されていたセレンは、現在はアモルファス光センサーに置き換えられている。
L-398Aと限定モデルの主な違いは、本体色がブラックからバーガンディに、ダイヤルリングと光球の周囲がブラックからローズゴールドへと変更されていること。加えて、本体裏面の銘板に「70th Anniversary」の記念ロゴが入る。仕様・機構に変更はない。
製品を収める化粧箱には、漆紙を使用した特別版を採用。
さらに、特製レザーストラップとレザーケースが付属する。
加えてMakuakeでの先行販売品には、銘板に予約者の名前が刻印されるほか、印伝製の70周年記念カードケースが予約者に贈られる。