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ケンコー・トキナー、一般公募制のフォトギャラリーを本社ビルに開設。年に2回作品を募集

株式会社ケンコー・トキナーは4月27日、ギャラリースペース「ケンコー・トキナーギャラリー」を開設した。場所は同社の本社ビル2階(東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル)。営業時間は11時00分~19時00分(火曜定休、年末年始・GW、夏季休暇あり)。現在は、同社主催のフォトコンテスト「国際フィルターコンテスト2019」の受賞作品展を開催している(会期は5月24日まで)。

写真・映像文化への貢献を目的として開設されたフォトギャラリー。同社としては初めてだという、一般公募による写真展を中心に開催していくとしており、「写真を愛する、楽しむ個人・団体・プロ・アマを問わず、広くみなさまの作品の紹介の場にご利用いただけるよう準備させていただきました」としている。

作品の募集は4月と9月の2回(今年のみ6月と9月に実施)。応募の中から事務局の選考審査を経て展示作品が決定される。ギャラリー使用料は無料(プリントおよび搬入・搬出、展示作業費といった準備費用は出展者側が負担する)。展示期間は原則2週間。撮影に少なくとも1点、ケンコー・トキナー製品を使用している作品であることも条件となっている。

壁面の全長は約20m。全紙サイズによるプリントで20点以上の作品を展示できるという。

同社は6年前に、新宿区から中野区に本社を移転。それ以来、地域とのつながりを大事に社業を営んできたという。ギャラリー開設にあたり、社長の山中徹氏は「皆様と一緒に業界、地域、社会に貢献できる企業でありますように頑張ってまいります」と話した。

同社社長の山中徹氏

また、お祝いに駆け付けた中野区長の酒井直人氏は、「中野という地は元々、カメラ店や大学など、写真と縁の強い地域。今後益々、中野が写真の街になっていくと思っています。新しいギャラリーも、区民が訪れる場所になってくれると確信しています」と祝辞を述べた。

中野区長の酒井直人氏。「中野大好きナカノさん」と一緒にお祝いに駆け付けた。
ケンコー・トキナーギャラリー館長の丸山伸吾氏。「地域住民にも親しんでもらえるよう、“癒しのアートスペース”となるよう頑張っていきます」と所信を語った。
本誌:宮本義朗