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ケンコー・トキナーが直営ショールームをオープン
グループの商品約3,150点が一堂に
Reported by 関根慎一(2015/1/5 07:00)
ケンコー・トキナーは、東京・中野の本社ビルにおいて、直営のショールーム「ケンコー・トキナーサービスショップ」を1月5日よりオープンする。
同社は2014年9月、本社の所在地を東京都新宿区西落合3丁目から現住所の東京都中野区中野5丁目のKT中野ビルへ移転した。これに伴い、同社が取り扱うトキナーやスリック、タムラックといったブランドを含む、ほぼ全ての商品を取り揃える一般向けショールームを開設した。同社として、直営の一般向けショールームを常設するのは初めて。
ショールームには、同社が取り扱うブランドの現行製品が並ぶ。スリックの三脚やトキナーの交換レンズをはじめ、双眼鏡やフィルター、カメラバッグ、写真用紙など。光学機器や写真プリントにまつわる用品が中心だが、中には膝や腰のサポーターなど、写真用品に限らない様々なカテゴリーの製品も置かれている。展示品目は約3,150。
併設するスタジオでは、KPI(ケンコー・プロフェッショナル・イメージング)が取り扱うプロ向けスタジオ用品も用意。モノブロックストロボ、ライトバンク、LED照明などを試せるようになっている。
このほか、スリックやトキナー、フィルターなどのブランドヒストリーを振り返るコーナーも用意。スリックの三脚では「アルプス」(1950年)やスリックJ型(1953年)といった開業当時の機種を展示するほか、小型三脚の先駆けとなった500g(1976年)、スリック初のカーボン三脚「プロ803CF」(1999年)などを展示している。
このほか、三脚のカーボンパイプや本体部分に用いるアルミダイカスト加工途中の部品、プラスチックパーツなど、組立前の部材も見ることができる。また、フィルターの展示では、1970年代のカタログや、フィルター枠を年代順に並べ、デザインの変遷を見られる。
ケンコー・トキナーはカメラ・写真用品のみならず、幅広い商品を取り扱うだけに、ほぼすべての商品を同じ場所で手に取れるのはこのショールームならではといえるだろう。
ショールームをオープンした理由について、ケンコー・トキナーのスタッフは「今までユーザーが同社の商品を見たい・触ってみたいと考えたときには、家電量販店を見てもらうしかなく、また全ての商品が入荷しているとは限らなかった。メーカーとしては、お客様に当社の商品を目にしていただく機会を増やしたいというのもショールームをオープンした理由のひとつ」と話す。
ケンコー・トキナーサービスショップの営業時間は月〜金曜日の9時30分〜17時30分。ショールームではスタッフから商品に関する情報も受けられる。