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3.5万円の1億800万画素カメラ搭載スマホ「Redmi Note 10 Pro」

Xiaomiは、スマートフォン「Redmi Note 10 Pro」を4月16日に発売する。カラーはグレイシャーブルー、グラデーションブロンズ、オニキスグレーの3色をラインアップしている。価格はオープン。店頭予想価格は3万4,800円前後(税込)。

メインカメラに1億800万画素のセンサーを搭載したスマートフォン。同社の「Mi Note 10」にも同画素数のセンサーを搭載していたが、本機では3万円台の低価格帯を実現した点が特徴。カメラはリア側に4つ(メイン、超広角、望遠マクロ、深度センサー)、フロント側に1つを搭載している。

1/1.52型・1億800万画素のセンサーを備えたメインカメラ(F1.9)は、9つの小さなピクセルを1つの大きなピクセル(2.1μm)に結合して、より多くの光を受光できるという「9-in-1ビニングテクノロジー」に対応。また、デュアルネイティブISO仕様で、複雑な照明環境下においても状況にあわせた感度を選択するとしている。

リア側のカメラはこのほか、視野角118度の超広角カメラ(800万画素。F2.2)、撮影倍率2倍相当のテレマクロカメラ(500万画素、F2.4)、200万画素の深度カメラを備えている。

「9-in-1ビニングテクノロジー」を採用
6,400万画素のカメラで撮影した画像と比較。右がRedmi Note 10 Pro
テニスボール上の人形をテレマクロカメラで撮影した様子

複数の静止画撮影モードを搭載。暗所撮影に有効な「ナイトモード2.0」では、1度に複数枚のRAW画像を撮影し、それを1枚に融合することで、細部まで鮮明な写真を撮ることができるという。このほか、6つの長時間露光モードや、同画面に“自分を複数人”写すことができる「フォトクローン」機能を有している。

ナイトモード2.0。9枚のRAW画像データを1枚に融合している
6種類の長時間露光撮影モードを備える
フォトクローンモード

フロント側には1,600万画素(F2.45)のカメラを搭載。「セルフィー夜景モード」や「AI ポートレート」などの撮影モードを有している。

動画記録は4K 30Pに対応。静止画撮影にも搭載された「クローン」機能や、リアカメラとフロントカメラで同時撮影する「デュアルビデオ」機能、このほかタイムラプス撮影なども可能としている。

ディスプレイは6.67インチ(2,400×1,080ピクセル)のAMOLED(Active Matrix Organic Light Emitting Diode:アクティブマトリクス式有機ELパネル)を採用。リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは240Hz。360度のライトセンサーを搭載しており、周囲の照明環境に合わせて明るさを自動調整する機能も有する。

バッテリー容量は5,020mAh。付属の33W急速充電器を使用した場合、30分で59%の充電が可能としている。

CPUはQualcommのSnapdragon 732G。RAMは6GB。ストレージは128GB。SIMはデュアルに対応。対応電波帯は4Gまで。3.5mm イヤホンジャックも備えている。

外形寸法は164×76.5×8.1mm。重量は193g。本体はIP53等級の防塵防滴仕様。

本誌:宮本義朗