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35mm用・120用の革製フィルムケース。鉛入りの“X線保護“仕様

株式会社焦点工房は3月16日、cam-in(カムイン)のX線保護フィルムケースを発売した。35mmフィルム用と120フィルム用をラインアップしている。希望小売価格は35mmフィルム用が5,000円、120フィルム用が6,000円(いずれも税込)。

外装にイタリアンレザーを使用し、本革ならではのエイジングを楽しめるというフィルムケース。35mm/120ともにフィルム4本を収納できる。ケース内部には調湿効果を持つ起毛素材を採用しており、フィルムにカビが生えるのを抑制するという。

また、生地の間に厚さ1.2mmの純鉛製X線防護材を内包しており、未現像フィルムを空港などのX線検査機に通す際、その影響を最小限に抑えることができるとしている。

35mmフィルム用の外形寸法は105×55×30mm、重量は約85g。120フィルム用の外形寸法は105×80×30mm、重量は約105g。

編集部より

なお、フィルムをX線保護ケースに入れて検査機に通した場合、内部が見えないために検査員がより強いX線照射を行う場合もあると言われており注意されたい。感材メーカーでは、未現像フィルムは手荷物で機内持ち込みとし、検査場ではハンドインスペクション(目視検査)を受けるよう推奨している。

本誌:宮本義朗