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エプソンダイレクト、SC-PX1Vのデザインにあわせた小型PC

独立GPUを搭載 Lightroomなどで動作確認済み

プリンターSC-PX1V(左)と並べたところ

エプソンダイレクト株式会社は、デスクトップタイプの小型PC「Endeavor SG100E」を11月10日に発売する。同社直販サイトでの販売価格は税別14万7,000円(基本構成モデル)から。

同社プロセレクションシリーズのインクジェットプリンター「SC-PX1V」とデザインを統一したPC。マットブラックカラーや、象徴的な水平ラインのデザインを踏襲している。

同社のGPU搭載タワー型PC「MR」シリーズの小型化や、コンパクトPC「ST」シリーズのスペックアップを要望するユーザーの声を反映した新しいコンセプトのPCと位置づけている。型番の「SG」は“Small”と“Graphics”を意味するとしており、小型の筐体にGPU(GeForce GTX 1650 が標準)を搭載している点を特徴としている。

Adobeの「Photoshop」や「Lightroom」のほか、RAW現像ソフト「SILKYPIX 10」「Nikon Capture NX-D」で動作確認が取れているという。

基本構成は、CPUがインテルCore i3-10100T プロセッサー(4コア/3.0GHz)、GPUはNVIDIA GeForce GTX 1650(4GB)、メモリーは8GB(PC4-2933 DDR4 SDRAM・4GB×2)、ストレージは256GBのSSD(M.2)。

カスタマイズで、インテルCore i9-10900T プロセッサー(10コア/1.9GHz)、メモリーは64GB(32GB×2) PC4-2933 DDR4 SDRAM、ストレージは1TBのSSD(M.2)などを選択できる。

外形寸法は207×185×74mm(スタンド装着時)。185mmという高さはSC-PX1Vと同じ。GPUを搭載できる従来機種の中で一番小型だった「MR4800E」(外形寸法:395.5×368.2×98mm)と比較して、筐体のサイズが約1/5に縮小しているという。重量は約2.1kg。

静音対策(高負荷時約40db)を講じた、システムファンとCPUファンで構成するクーリングシステムは、各デバイスから生じる熱を効果的に排熱するという。

インターフェースは前面にUSB Type-A(USB3.2 Gen2)、USB Type-A(USB3.2 Gen1)、USB Type-C(USB3.2 Gen2)、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力&マイク入力端子を搭載。

背面にはUSB Type-A(USB3.2 Gen2)、USB Type-A(USB3.2 Gen1)、Thunderbolt3、USB給電機能付きのUSB Type-A(USB3.2 Gen1)を搭載している。

このほか、Wi-Fi(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)およびBluetooth(5.1)に対応。有線LAN端子も備えている。

本誌:宮本義朗