ニュース

オリンパス、ハーフサイズカメラ「PENシリーズ」の販売台数を修正

1,700万台→800万台 創立100周年に向けた再検証で判明

銀塩カメラのPENシリーズ

オリンパス株式会社は11月13日、Webサイトで「ニュースリリース数値誤りに関するお詫びとお知らせ」を掲載。銀塩カメラPENシリーズの販売台数について、公開されているニュースリリース2本に修正を加えた。

対象のニュースリリースは、2009年6月発表のデジタルカメラ「オリンパス・ペン E-P1」および2013年5月発表の「OLYMPUS PEN E-P5」に関するもの。訂正箇所は次の通り。

・ハーフサイズカメラ「PENシリーズ」全世界で1700万台販売(誤)
・ハーフサイズカメラ「PENシリーズ」全世界で800万台販売(正)

オリンパスによると、同社が2019年に創立100周年を迎えるにあたり改めて過去のカメラの販売台数を検証していたところ、上記の誤りが見つかったという。ここでのPENシリーズには、レンズ一体型カメラのペンシリーズと、一眼レフカメラのペンFシリーズを含む。

ハーフサイズカメラとは、35mmフィルムを使うスチルカメラの撮像面積を半分にし、同じフィルムで2倍の枚数を撮影できるという経済性で人気を得た製品群。同社が1959年に発売したオリンパス・ペンは、その代表製品と言われている。

現在販売されているマイクロフォーサーズカメラのPENシリーズは、その銀塩カメラのシリーズ名を受け継いだ製品。2009年登場の「オリンパス・ペン E-P1」が最初で、現行製品にはファインダー内蔵の「OLYMPUS PEN-F」や、ファッショナブルなカラー展開の「OLYMPUS E-PL9」などがある。

銀塩カメラPENシリーズの名前を受け継いだデジタルカメラ「オリンパス・ペン E-P1」(2009年)

本誌:鈴木誠