カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

コスプレは私たちを自由にする(その9)

これまでのお話

去年はキヤノンとニコンが35mm判フルサイズミラーレスカメラを出したので「第二次フルサイズ大戦」と言ってた人もいますが、実際にコスプレエリアに来てみるとまだまだ一眼レフカメラが活躍していました。たまにRやZを見ましたが、あとはやはりαが多かったですね。その中でも特に目を引いたカメラマンたちに取材をお願いしました。ご協力ありがとうございました。

EOS-1vはキヤノン最後のフラッグシップフイルムAF一眼レフカメラです。3台所有し、1年使う毎にメンテナンスに出して順番に使っているそうです。本気度が本気だ……と思いました。今日のフイルムはsuperia400。現像代を考えると一写入魂に自ずと力が入ります。

D4のレンズには、社外品のトライポッドマウントでLEDを装着しています。ちょうどピントリングの先にあるスペースとフィットしているものを探すのに苦労したどうです。D4にもLEDにもそれぞれの予備電池を用意していますが、使うことはないそうです。LEDなのであまり電池切れの心配がないんですね。

アンジェニューのシネレンズです。アンジェニューはフランスのレンズメーカーで、オールドレンズでは知られていると思いますが、現行はシネレンズつまり映画用です。映画用はスチル用に比べて精度が違いますね。知り合いが列に並んでいるのを偶然撮らせてもらいました。

スタビライザーが想起させるのは、最近よく見るスマホを固定して手ブレを防ぐというジンバル。機構的にはほぼ同じです。ではこの手動かつ大きい機械であるスタビライザーがそれに比べてどんなものなのか……は、次回に特別編をご用意します。お楽しみに。

※本コンテンツはフィクションであり、実在の製品・団体・人物・地名とは関係ありません。

飯田ともき

2010年に漫画サークル「ていこくらんち」をはじめる。「カメラバカにつける薬」が人気となりデジカメ Watchにて2017年連載開始、無事に1年を迎えることができた。夜のザギンが明るくて「これがジャパンの中心地か!」と感動してたら一緒にいたひとに「年末なので暗い方ですよ」と言われたのが年末のハイライト。