楽天市場巡り

ケンコー・トキナーの「ウチの売れ筋ベスト5」(ソフトフィルター編)

日頃の“お買い物”に通信販売を利用する人も多いのではないでしょうか。本稿では、楽天市場に出店している販売店から、製品のジャンル別に“ウチの売れ筋”を聞いていきます。今回はケンコー・トキナーのソフトフィルター編。店員さんのおすすめコメントと共に、市場を探訪するような感覚でお楽しみください。

ケンコー・トキナー楽天市場店:ソフトフィルターベスト5


1位:ブラックミストNo.1

対応フィルター径:49/52/55/58/62/67/72/77/82mm

おすすめコメント

映画の世界で使われているフィルターを、写真の世界でも楽しんでいただきたい。ケンコーは2001年、映画用角型フィルターのブラックミストNo.1を丸枠入りのフィルターとしてラインナップしました。

元々は、暗い背景の中でソフト効果が出せること、ハイビジョン時代に先駆けて皮膚の調子を整えて見せるといったことを考えての製品化でした。そして2018年頃、ブラックミストNo.1が大ブームとなりました。

撮影時にシネマチックな描写が得られること、光源がふんわり柔らかく表現されることといった特徴も評価され、ポートレートを楽しむ方に、多く使われているフィルターです。

 ◇ ◇ ◇


2位:ブラックミストNo.05

対応フィルター径:49/52/55/58/62/67/72/77/82mm

おすすめコメント

ブラックミストNo.1の大ヒットの中で、光源によって光の演出が強くなりすぎることが気になる、というご意見がありました。また、常用のフィルターとして使っても不自然でないくらい、“もっと弱いブラックミストフィルター”への要望を多くいただきました。

そこで登場したのが「ブラックミストNo.05」フィルターです。ケンコーでは、かつてレッドエンハンサーNo.1の効果が弱いものを、その半分の「No.05」という表記を採用したことがあります。その例に倣って、ブラックミストの効果が弱いモデルとして「ブラックミストNo.05」と名付けました。

夕方や夜のポートレート撮影時に、光をわずかにふんわりと表現できるフィルターとして、大人気のフィルターです。

 ◇ ◇ ◇


3位:PRO1D プロソフトンA(W)

対応フィルター径:49/52/55/58/62/67/72/77/82mm

おすすめコメント

ガラス表面の特殊加工がハイライト部分の光を拡散することで、ソフト描写が得られるフィルターです。

春の季節では、桜の花などを柔らかく表現でき、より印象的に表現することができます。また、星景写真では星座となるような等級の高い星の光を拡散することで、より印象的に表現できます。

類似のフィルターであるソフトンスペック(A)、同(B)のような、中望遠レンズに限定したものでなく、プロソフトンはその特性上、広角から使うことができるのも、星景写真に最適なポイントです。

PRO1D仕様のものは、コーティングがデジタルマルチコートで、薄枠仕様となり、よりワイドレンズ向けの製品として進化しています。

 ◇ ◇ ◇


4位:PRO1D プロソフトンクリア(W)

対応フィルター径:49/52/55/58/62/67/72/77/82mm

おすすめコメント

星景写真の撮影時に、3位でご紹介した「PRO1DプロソフトンA(W)」だと星への効果はいいけれど、地上風景がソフトに、ファンタジーになりすぎる場合があります。そんな時におすすめのフィルターが、「PRO1Dプロソフトンクリア(W)」です。

星の光にはソフト効果がかかり、地上風景はあまりソフトに描写されないといった特性をもっています。ソフト効果の強さは「PRO1DプロソフトンA(W)」の約半分程となっています。その結果、夜空の星への光の拡散効果をしっかり得られ、一方で地上風景にはソフト効果があまり感じられない写りを実現しています。

PRO1D仕様のデジタルマルチコート、薄枠設計です。星景以外でも、ソフト効果を「ほんの隠し味程度」に使いたい方に適していて、花やイルミネーション、ポートレートといった被写体でも活用できます。

 ◇ ◇ ◇


5位:レンズベビー OMNI(オムニ)クリエイティブフィルターシステム

サイズラインアップ:スモール(49/52/55/58mm)、ラージ(62/67/72/77/82mm)

おすすめコメント

レンズへの取り付け部分と、3本のスティック状フィルター(ワンドと呼称)を使うことで、画面の一部にボケや光のにじみを演出できるフィルターシステムです。

シーホースワンドは、タツノオトシゴ型の形状で、エッジ部分で玉ボケの演出ができるほか、中心部では、二重像効果も発揮します。他に像を伸ばすストレッチグラスワンドと、虹色効果で光を演出できるレインボーフィルムワンドが付属しており、ポートレートや風景、花の撮影に活用できます。画面の一部分に、印象的な光の演出を加えることができます。

使い方や作例は、以下の関連記事よりご覧ください。

本誌:宮本義朗