岡嶋和幸の「あとで買う」

631点目:多くのカメラマンが愛用するロングセラーの露出計

セコニック「L-398A スタジオデラックスIII」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

セコニック「L-398A スタジオデラックスIII」

セコニックのスタジオデラックスを長年愛用しているという人は少なくないでしょう。初めて露出計を購入したのは写真学校の入学時で、でも私は液晶パネルにデジタル表示のほうが格好良いと思い、そのときはミノルタのオートメーターを選びました。その後、プロカメラマンとしての仕事はスタジオ撮影のほうが多かったのでミノルタのフラッシュメーターを愛用し、自然光ではペンタックスのスポットメーターを併用したりもしました。

デジタルカメラに移行してから露出計の出番は激減しましたが、フィルムカメラで撮影するときは今でも必ず持ち歩いています。最近は指針式のアナログメーターのほうが格好良いと思うようになりました。クラシカルな美しいデザインに憧れます。針の振れ具合で直感的に露出を読み取ることができ、電池が不要というのも魅力です。販売価格は2万9,000円前後です。

2021年にスタジオデラックスのセコニック70周年記念モデルが限定発売されましたが、もったいなくて使わないだろうということで購入を見送りました。スタジオデラックスは中古品もありますが、現行品なのでまだ新品が選べます。それもいつまで購入できるか分からないので、今のうちに手に入れておいたほうが良いかもしれませんね。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。