岡嶋和幸の「あとで買う」
1,151点目:SNSで人気の猫探し「おるね」が書籍化
小林哲朗『おるね 路地猫さがしBOOK』
2024年6月24日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
小林哲朗『おるね 路地猫さがしBOOK』
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私は猫が大好きで、現在は4匹飼っていますが写真を撮ることはほとんどありません。カメラを手に街を歩いているときもよく猫に出合いますが、写真を撮らずにただ遊ぶだけです。
猫を撮る人はたくさんいるし、友人知人には猫写真家もいます。ライバルが多すぎて撮ってもお金にならないし、作品にするのも難しい。どうしてもそのように考えてしまうため、遊びながら撮ってもスマートフォンでの動画くらいです。
でも小林哲朗さんは全く違ったアプローチで猫を撮られています。路地の風景を切り取った写真なのですが、どこかに必ず猫が写っている。「おるね」シリーズは小林さんのXで毎日のように目にしているのですが、見事な着眼点だと思いました。その猫探しが楽しめる写真が1冊の本になるなんて本当にすごいです。
899点目で紹介した『行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド』のように工場夜景の人だと思っていたら、すごく幅広く活躍されていて良い刺激になります。販売価格は1,760円です。