岡嶋和幸の「あとで買う」

1,049点目:初めての“液タブ”はどれが良い?

XP-PEN「Artist 12セカンド」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

XP-PEN「Artist 12セカンド」

画像処理ソフトが高性能になりましたが、ペンタブレットはまだまだ欠かせない存在です。60点目でXP-PENのペンタブレットを紹介しましたが、今回は液晶ペンタブレットです。これまで高価なイメージがありましたが、グレードがそれほど高くないものであれば手ごろに感じられるようになりました。

初めての液タブということでいろいろ情報収集したところ、販売価格が3万円前後のこの製品が良さそうです。本体カラーはブラック、グリーン、ブルー、ピンクが選べます。11.9インチと画面はそれほど大きくないのですが、重量が0.88kgと持ち運びやすいサイズです。

液タブから板タブへ、ペンタブレットモードにも素早く切り替えられます。画面解像度は1,920×1,080ドットで、色域カバー率はsRGBが127%、Adobe RGBは94%です。使ってみて良さそうであれば、より大画面で、より広い色域をカバーするモデルにグレードアップするつもりです。そのときはワコムの製品も選択肢に入れたいと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。