岡嶋和幸の「あとで買う」
949点目:100%コットンラグベースの白黒印画紙
イルフォード「マルチグレード アート300」
2023年12月5日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
イルフォード「マルチグレード アート300」
Jam Photo Gallery(東京・目黒)での個展が本日よりスタートです。今年3月にCO-CO PHOTO SALONで展示したシリーズ『房総ランド』の続編になります。
使用している印画紙はこちらの製品です。世界で唯一の100%コットン ラグベースの多階調白黒印画紙で、パッケージにはハーネミューレのロゴタイプが入っています。イルフォードとハーネミューレのコラボ製品といった感じで、独特の質感と光沢感が楽しめます。個性的な印画紙なので写真を選ぶ傾向です。撮影する光にこだわるなど、この印画紙に合うような使いこなしを模索しながら作品制作を楽しんでいます。
写真展で使用している印画紙のサイズは大四切(11×14インチ)で、10枚入りの販売価格は1万2,000円前後です。フィルムはこの10年くらいはコダックのトライXを愛用していましたが、今年からイルフォードの「HP5 PLUS」に変えました。私が使用しているのはブローニー判のほうで、トライXで撮影した写真と混在させてもあまり違和感はない感じで気に入っています。
会期中は毎日在廊しているので気軽に遊びに来てください。