岡嶋和幸の「あとで買う」

714点目:三脚など長尺の機材を収納しやすい縦長トランク

PROTEX「FPV-08」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

PROTEX「FPV-08」

429点目でグレゴリーのスーツケースを紹介しましたが、その旧モデルを現在も愛用しています。海外ロケの予定はその後もありませんが、国内ロケや帰省のときなど少しずつ出番が増えてきました。撮影旅行のときは必ず三脚を携行しますが、雲台を外してスーツケースに収納します。長めの三脚だと入らないことがあるのですが、愛用している製品は縦長モデルなので問題なしです。

今回紹介するPROTEXのスーツケースも縦長のデザインです。堅牢性の高さで定評のあるブランドですが、ハードケースメーカー「フジコーワ工業」の興業120年モデルとして開発された製品で、外寸は約76.8×42.8×34.4cm。3辺の合計は約154cmと、航空機の国際線に預けられる158cm以内の荷物サイズ、新幹線の特大荷物「baggage160」の条件をクリアしています。

77Lの大容量で、国内外の撮影旅行でも使いやすい大きさ。駅構内の縦長ロッカーへの預け入れも可能です。内寸は約70.0×39.0×28.2cmで、長さ70cmの三脚も収納できます。防塵・防滴、耐衝撃構造で、静音性と耐久性に優れた大口径の双輪ホイールを搭載。販売価格は7万円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。