岡嶋和幸の「あとで買う」

630点目:年2回刊行の写真雑誌の最新号が本日発売

ふげん社『写真』第3号

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ふげん社『写真』第3号

2022年1月の創刊号、7月の第2号に続いて、最新号が本日発売です。年2回刊行ということでまだ3冊目ですが、創刊1周年ということになります。今号のテーマは「スペル」で、写真と言葉の関係に着目し、現代日本の写真をめぐる新しい糸口を提示する内容となっているようです。販売価格は2,970円です。

個人的には川田喜久治さん、熊谷聖司さん、白石ちえこさんらの口絵、アレック・ソスのインタビュー、渡部さとるさんと西田航さんのクロストークが楽しみです。ほかにもエッセイなどが多数掲載されていて、今号も読み応えがありそうです。

刊行を記念して、川田喜久治さんの写真展『ロス・カプリチョス 遠近』(https://fugensha.jp/events/230124kawada/)と、口絵作家6名による特別展示が「コミュニケーションギャラリーふげん社」で同時開催されます。雑誌に掲載されている作品のオリジナルプリントを鑑賞できる貴重な機会なので、こちらも楽しみです。

ティザー映像第1弾
ティザー映像第2弾
ティザー映像第3弾

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。