岡嶋和幸の「あとで買う」

486点目:写真館に取り組む理由とそのノウハウを公開

鈴木心『鈴木心写真館のつくり方』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

鈴木心『鈴木心写真館のつくり方』

写真家の鈴木心さんのYouTubeチャンネルをたまに見ているのですが、この本のことを「累計撮影人数3万7千人。写真家よりも写真館の方がおすすめの理由」という動画で紹介されていたので興味を持ちました。

帯に「さあ写真で稼ごう!」とありますが、この本を読めば稼げるようになるのかどうかはさておき、そのためのヒントがいろいろ書かれています。販売価格は2,420円です。

撮影レシピ集は、家族などを撮られている人の参考になるでしょう。広告写真家として多くの撮影を手がけてきた著者の10年間の記録をまとめた『鈴木心の撮影ノート』という本もあります。ライティングの手書きのメモも掲載されているなど面白そうなので、こちらもあわせて読みたいと思います。

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1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。