岡嶋和幸の「あとで買う」

476点目:強くて軽くて持ち運びに便利な踏み台

長谷川工業「desta」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

長谷川工業「desta」

撮影で少し高い位置から撮影したいとき、室内ではイスなど近くにあるもので解決できたりしますが、不安定だったり耐荷重の問題で危険だったりします。屋外での撮影では都合良く上に乗れるものがなかったりするので、車のトランクに脚立を常備しているのですが、電車やバスなど公共交通機関を利用するときは確実に必要な場合を除いて持ち歩きません。ノートパソコンくらいの大きさだったら携行できるのですが、検索したらちょうど良い踏み台がありました。

この製品は東レの「トレカ」という強化樹脂を使用し、天板は1枚構造で、耐荷重150kgと高強度です。折りたたむと15インチのノートパソコンとほぼ同サイズの329×243mmになり、厚さは4cmで0.9kgという軽さです。バッグに収納できるほか、市販のストラップを取り付ければ持ち運びも楽になります。

使用時の高さは24cmで、イスとしても使えるなど撮影現場では何かと重宝しそうです。販売価格は1万7,600円前後と少し高めなのですが、安全性と携行性を両立している点はとても魅力です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。