岡嶋和幸の「あとで買う」

425点目:カメラ病と明るく楽しく向き合える漫画

飯田ともき『カメラバカにつける薬』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

飯田ともき『カメラバカにつける薬』

予約してあった本が発売日に届きました。飯田ともきさんの『カメラバカにつける薬』です。7月出版予定の書籍の入稿作業で大忙しの1日だったのですが、漫画は後回しにできない性分なので、帯に書かれている赤城耕一さんの「読むのはやめておけ」の言葉を無視してページをめくり始めました。128ページのボリュームですが、すごく面白くてあっという間に読み終えてしまいました。販売価格は1,298円で、Kindle版もあります。

高校生のころはフィルムよりギターの弦の方が優先だったので「空シャッター症候群」でした。アルバイト禁止の学校だったので、少ないお小遣いでやり繰りしていたわけです。大人になって好きなだけフィルムが買えるようになり症状は治まりましたが、近年はフィルムが非常に高くなり再発しそうです……などと漫画の内容に影響されてあれこれ経験談などをしゃべりたくなるのですが、この症状にも何か病名を付けられそうです。

カメラやレンズの仕組みや専門用語などの勉強にもなるので、カメラ病がまだ発症していない人にもおすすめの1冊です。この本で明るく楽しく健康的に重症化しましょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。