岡嶋和幸の「あとで買う」

416点目:背面がフルオープンするカメラトートバッグ

ハクバ「LUXXe グリッド トートバッグ M」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ハクバ「LUXXe グリッド トートバッグ M」

スナップ撮影では持ち歩く機材量が少ないこともあり、最近はトートタイプのバッグの出番が多めです。現在は179点目で紹介した製品がメインですが、唯一の不満点は収納物の出し入れがしづらいこと。天面の開口部は手で広げないと大きく開かず、出し入れの際はファスナーが引っかかりやすいのです。カメラバッグとしては致命的な感じですが、レンズ交換など機材の出し入れを頻繁に行うような撮影では他のタイプのものを使用します。でもトートバッグのスタイルはとても気に入っているので、今後も魅力的な製品があれば使ってみたいのですが、同じハクバから今年の春に登場した新製品に興味が涌きました。

見た目は今愛用しているものよりもっと普通の感じで、耐久性や撥水性に優れた軽量の素材が使われています。一番のポイントは天面だけでなく、背面からも収納物の出し入れができること。しかも背面の開口部はフルオープンにできます。ただフタの部分はノートPCの収納スペースにもなっているので、移動中に開けると危険かもしれません。ノートPCの出し入れには便利ですが使い方の工夫が必要でしょう。販売価格は1万7,000円前後で、インナーケースが付属しています。ブラックとコヨーテの2色から選べます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。