岡嶋和幸の「あとで買う」

410点目:プリントを貼ったりはがしたりできるテープ糊

フィルムルックス「グディローラードット」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

フィルムルックス「グディローラードット」

今回はプリントを美しく貼り付けられるテープ糊です。pH値約7.0(中性)のアシッドフリーの粘着剤が使われていて、資料保存に適したPAT(写真活性度試験)に合格してます。ドット状になっているテープ糊なので空気が入ったりシワができにくくて便利です。

粘着性はそれほど強くないため貼り直しも可能で、剥がした後に残った糊は指や消しゴムでこすると簡単に除去できます。でもファインアート紙など素材によってはうまく剥がせず痛めてしまうこともあります。RCペーパーなど裏面も樹脂コートされていて平滑性の高いものなら問題なしでしょう。

私はポートフォリオ(クリアファイル)で、プリントを台紙の真ん中に固定するために使っています。ジャストサイズであればリフィル(透明ポケット)にプリントを普通に入れるだけで良いのですが、小さいプリントは偏ったり斜めになったりしないよう固定します。その方が見栄えも良いです。

この製品のことを知るまでは普通の両面テープを使っていたのですが、プリントを入れ替えるときにキレイに剥がせなくて困っていました。でも今はこの製品があるので安心です。販売価格は850円前後で、プリントをアルバムに貼ったり、フォトフレームに入れるときなどいろいろ便利に使えます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。