岡嶋和幸の「あとで買う」
259点目:標本箱のように深くて自立するフォトフレーム
Afulyのボックスフレーム
2022年1月14日 12:00
私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。
Afulyのボックスフレーム
写真展を開催するとき、近年はマットを付けた定番の額装ではなく、作品に合わせて見せ方を工夫するようにしています。平面の写真が立体的に見えるように額装をオーダーします。
このフォトフレームを見つけたとき、2019年に銀座のソニーイメージングギャラリーと目黒のジャムフォトギャラリーで開催した写真展「風と土」を思い出しました。同名の写真集も出版した作品なのですが、マットを付けず深めの木製フレームにしました。照明による影が壁面だけでなくプリント面にも落ち、奥行きが感じられるようになるわけです。販売した額装作品はA4サイズと小型で、低反射のアクリル板を前面に入れて標本箱のような雰囲気になりました。
このフォトフレームなら同様の見せ方を手軽に楽しめそうです。13×18cmと15×20cmの2つのフレームがセットで販売価格は2,000円前後です。厚みがあるのでそのまま立てることが可能で、吊すために壁を傷めることもありません。玄関のシューズボックス、リビングのキャビネット、デスクの上など気軽に置いて飾ることができます。