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【特別企画】4人の写真家とEOS 5D 第3回 |
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5Dを持って旅に出てみる。ピクチャースタイルや露出などをテスト撮影しつつの旅である。レンズはEF 24-105mm F4L IS USMだけ使用した。 ヒストグラムなどはその場でわかるから露出は問題ないが、液晶モニターで再生すると予想より明るく撮れているように見えてしまう。思わずアンダー側に露出補正をいろいろしてみるが、宿に帰ってノートPCでチェックすると、さほど明るすぎるわけでもない。 実は今回、紅葉を撮り那須に向かったのであったが、残念ながら曇り。それなりに撮れると言ってもやっぱり青空がほしいな～。しかたなく今日は紅葉をあきらめ太平洋側に出よう……ってことで小名浜に来てしまった。
突然の大雨にしかたなく海産物をたらふく食っていたら、雨が上がった。撮り直したのが上の写真。夜景時のホワイトバランスはデイライトで撮っているのだけれど、今回はオートで挑戦。光源は混合だが奥にある倉庫の光にマッチしていい感じである。夜景は20秒の長秒露光であるが、ノイズ低減自動設定にしたためか、ノイズは気にならない。
朝は霧が立ちこめこれでは日の出が撮れないとぐずぐずしていたらサーと霧が無くなり日の出である。急いで撮れそうなところに行きマニュアルで撮る。とりあえずピクチャースタイルはスタンダードだが無難な色と階調を出している。シャッタースピードを速めての暗めにして日の出の効果を出している。実際はもっと明るいのだがこれで予定通りなのだ！ あとは風景を撮って歩いた。ファインダー内の9点あるAFフレーム表示が中央に集まっているので使い勝手はあまりよくないが、昔からピントは半押しで任意の所に合わせてから撮影していたので、さほど苦にならない。割り切れば問題ないのだ。 写真を選んでみるとピクチャースタイルはすべてスタンダードだった。RAWで撮って多少のトーンを調節するのが常な私はこの程度が無難に感じて被写体によってはコントラストを高めると良い感じである。あまりピクチャースタイルに頼るよりも素材として情報がしっかりある方が料理しやすいからである。 今回5Dを持って歩きフィールドカメラとしてはほどよい重さであったし、ファインダーを覗くとその広さに撮影がよけい楽しくなる。フィルム時代から写真を撮り続けている人はきっと喜ぶに違いない。
2005/12/22 00:43
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