写真で見る富士フイルム「FinePix F300EXR」

Reported by 本誌:鈴木誠

FinePix F300EXR

 ※試用したFinePix F300EXRはプロトタイプです。製品版とは異なる可能性があります。

 富士フイルムが9月4日に発売するコンパクトデジタルカメラ「FinePix F300EXR」をお借りできたため、外観写真を中心にお届けする。

 FinePix F300EXRは、24-360mm相当、開放F3.5-5.3の光学15倍ズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。撮像素子にAF測距センサーを組み込み、位相差AFを可能とした新開発のスーパーCCDハニカムEXRを搭載した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。

 注目の位相差AFは、期待通りの速さ。特に望遠側における合焦までの速度が、コンパクトデジカメにしては高速に感じられる。コントラストAF特有のフォーカス動作(全スキャン)がないことから、迷いなくピントが合う印象を受けた。

 また、レンズ収納時に沈胴する際、構成レンズのうち2群を鏡胴内でスライドさせて収納する「ツインシフトレンズ」機構を採用し、ボディ最薄部を22.9mmとした。最大360度のパノラマ写真を撮影できる機能「ぐるっとパノラマ360」なども搭載する。

 なお、詳細なスペックなどについては記事末の関連記事を参照されたい。


外観

上面の操作部。モードダイヤルを斜めに配置した背面の操作部。新たにコマンドダイヤルを備えた
電源オンに連動してストロボがポップアップする赤外線通信ポート
側面にUSB・A/V OUT兼用端子とHDMI Micro Connectorの端子を備える
バッテリーとメモリーカードの挿入部付属のバッテリー「NP-50」とチャージャー「BC-45W」

瞬速フォーカス

 いずれもマクロモードに設定。FinePix F300EXRの望遠端でのほぼ最短距離で撮影を行なっている。

FinePix F300EXRのAF動作
(参考)リコー「CX1」のAF動作

画面

・撮影関連

撮影画面。表示モードは「ベストフレーミング」マニュアル露出時の画面。露出補正ボタンで設定する値を切り替え、コマンドダイヤルの回転で値を変更する
ベビーオートシャッターはセルフタイマーのメニューから利用可能位相差AFとコントラストAFを任意に選択することはできない
動画記録中の撮影画面動画記録中は動画ボタンわきのランプが赤く点灯する
「連写重ね撮り」や「ぼかしコントロール」をアドバンストモードに搭載した
「ぐるっとパノラマ360」の画角設定メニュー

・フォトブックアシスト

ピクチャーサーチと同様、再生画面のメニューから呼び出せる画像をプレビューしながら、使用する画像にチェックを付けていく
作成したブックの一覧。店頭端末にも同様の画面が表示されるカメラ内でブックの写真をプレビューしているところ



鈴木 誠

2010/7/27/ 00:00